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# 日本音楽学会全国大会

この土日は、東大の駒場キャンパスにて、日本音楽学会の全国大会。
ものすごく久しぶりに顔を出してみた。
いいかげん、私もはやくここに戻ってこなければ。

今回は、発表内容が自分の興味に沿うかどうかよりも
研究手法を学ぶことを優先して、聴く発表を選択した。

一次史料の扱い方、それらを発表するときの記述の方法。
それから、私がずいぶんと離れてしまっている、
作品を音楽的に分析するということ。

こうでなければいけないなあ、と思う発表にいくつか出合えて
刺激を受けることができたのは、大きな収穫だった。

書いてしまうと、あまりにも当たり前なのだけれども、
刺激的だなあと感じる発表の条件は、
先行研究の評価と、そこに対して自分の研究がどう位置づけられるのかが
聴者にわかるように示されていること。
既存の研究、公知に対して、「挑む」ものであること。
問題を細分化して、焦点を絞って発表すること。

これはほんとに、言うは易し、行うは難し、で…。
丹念で緻密な研究には、頭が下がる。
一方で、自戒をこめて、「ウーン、コレハチョット」な発表の要因を
身を切る思いでかみしめた。

私の研究は作曲家研究でも作品研究でもないけれども
作品と向き合うことは、やはり音楽研究の根っこだなあと
自分の研究対象へのアプローチ方法を、考え直してみる。

それにしても、この学会でたくさんの人に会うのは
正直、苦手だったのだけれど、今回は、なんだか楽しかったぞ。あれ?(笑)
沖縄でお世話になった先生、今の大学の先輩や仲間たち、
まだ話したことはなくても、存在を知っている多くの研究者の皆さん。
来年の京都で、またお会いできますように!
「久しぶり!」と言われないよう、がんばりマス。

| comments(0) | - | 00:34 | category: お仕事、研究関連 |
# たいへんご無沙汰
とてもとても、更新が滞ってしまった。

長文が書ける精神的余裕がなかったと言えば、それもそう。
それはやっぱり、仕事が想像以上に心身を絡めとられるものであることが一因。
日常に起こる、一番大きなニュースは、すべて仕事に関わることで
それはもちろん、なかなか口にできないことばかりで。

仕事っていうのは、組織で働く以上、責任を背負って働く以上、
どれもみんな、難しさと不条理さと大変さが束になってかかってくるものだし
そんな中でも、自分がそこにいる理由が納得できていて、
うれしい瞬間も、折々にあるというのは、とてもありがたいこと。

というわけで、ことさら、落ち込んでいるわけでは、ない。しんどいけど。

やっぱり、3.11以降、ものの感じ方が変わってしまって
明日とか、あさってとか、来年とか、3年後とか、
もっといえば、死ぬまでに、と考える、その先が見えなくなって
パースペクティブが歪んでしまったのは、大きいかもしれないな。

基本的に、だいたい機嫌がよく、気分が安定しているのが
自分の長所のはずなんだけど、
こうやって、言葉と向かい合うと、どうしても
そうでもない不安定な部分が露わになってしまうのが怖いのだな。

だってね、やっぱり、怖いよ。
地震もだし、何より放射能汚染に関しては、関東全域、悲観的要素ばかり。
たいていのことは、「どうにもならないんだから、ポジティブポジティブ!」で
済ませられるかもしれないけど、これは、それじゃ済まないから。

でもなあ、2004年から続けている日記だもの。
環境の変化や、内面の変化も含めて、
あんまりぐらぐらしている自分は、出したくないんだけど
そんなこんなも含めて、
またちょっとずつ、記録していきたいなと思い直しています。

特に名前を伏せずに書いているブログなのだけど
(検索すればひっかかる、という程度だけど)
当面、このままで続けるつもり。
ある種の縛りのなかで書く、という工程を経るおかげで
内面が整理されるという、良い面があるので。

それから、ミクシィへの出没頻度が激減しましたが
やっぱりまたツイッター連携の設定をしてみることに。
それから、Facebookも、手探りですがボチボチとやっているので
アカウントがある方は、ぜひお友達申請してくださいませ。

| comments(5) | - | 11:24 | category: 日々雑事 |
# 「手芸の国のアリス(仮称)」絵本にパンダ
 

夏に「くりくり」編集部から出る予定の、かわいい企画モノ絵本、
「手芸の国のアリス(仮称)」に、
私も参加させてもらえることに☆わあーい。

アリスと動物たちが、濡れた体を乾かすために、かけっこをする場面で、
登場する動物たちや造形物を、複数の手芸作家さんが
それぞれ違う素材や作風で作るというもの。

上の挿絵みたいな、動物たちの会議に、
ちゃっかりパンダが混ざっているのを想像すると、
にやにやしてしまう。

チェシャ猫や、白うさぎ、ドードー鳥に、
「おまえ誰やねん」
とか、突っ込まれそう。
「トランプの精」とか何とか言って、ごまかして〜。


…でも、ほんとにパンダでいいのかな。もう1回、お店に確認しよう。




| comments(3) | - | 00:36 | category: 羊毛フェルト作品集 |
# 「あの日、双葉町まどか保育園に起きたこと」
 110522_0903~01.JPG 

22日の日曜日、早朝から湘南新宿ラインに乗り、
高崎市総合福祉センターで開催された、講演会に出かけてきた。

講演のタイトルは、表題のとおり。
福島第一原発の地元、双葉町にある保育園の副園長先生が
震災当日に起きたことを、話してくださるという。

私的な支援は、細々と別にやるとして、
仕事として、微力でも関われることがないかと
あの震災以来、ずっと考えたり、授業でも試行錯誤している。

今回の講演会も、3.11に、保育の場面に何が起こったのか、
子どもを守るために、保育者は何ができるのか、できたのか、できなかったのか
そのような場面で、保育士に必要とされる行動とは何なのか
そのへんのところを、教えてもらおうと思ったのだ。

しかし、教えてもらおうなんて、
図々しくて、のんきな思考だったなと、講演を聴きながら思った。

副園長先生のお話は、まさにタイトルどおり、
何が起こったのかを、時間を追って言葉で再現する、というものだった。

当然だ。
こういう場合には、こうするのがよいと思います、なんて
そんな総括が、今この時点で、できるわけがない。

分析されていない、何も意図されてない語りから、
滲み出るものをキャッチして、考えなければいけないのはこちらのほうだ。
整理して教えてほしい!だなんて、傲慢だった。

双葉町の住民のうち、約1200名が、現在、埼玉の加須市に集団避難してきている。
その方たちも講演会に来ていたのだと思う。
話が始まって数分で、後ろに座っていたおじさんが
声を噛み殺しながら、泣き始めた。

ノート数ページにわたって、真っ黒にメモを書き留めて来て
緊迫感とか、その場その場の決断の状況とか、
原発事故の情報が入った時の戦慄とか、
テレビで見聞きしているときよりもずっとずっと、
骨の奥にキシキシと現実が入り込んでくるような感覚を持ったけど、
やっぱり、ここで整理して書けるものではないので
これくらいの文章にとどめておこう。

避難所での、知らない者どうしの助け合いの話、
病院で、自らの危険を顧みず、治療に専念したあげく
放射能に侵されてしまった医師と看護スタッフの話、
いろいろあったけれども、文章にすることで、
美談の香りを帯びてしまうと、いやだ。

今日は、お話のうち、子どもの避難の場面に関わるところを
ゼミの学生に話してみた。真剣に聞いてくれた(珍しく)。よかった。
役に立つ日がこないことを願うけれども。

| comments(3) | - | 22:47 | category: お仕事、研究関連 |
# 高崎珍道中

講演会を聴きに、高崎へ。

今回で4回目の高崎だが、
数年前に来たのは、採用面接だったので
時間もなく、ぜんぜん、楽しんでない。

ということで、今回は、午後をつかって楽しむのじゃ!

まず行ったのが、高崎駅西口から徒歩5分ほどのところにある
老舗のかつ丼屋さん、『栄寿亭』。

110522_1330~01.JPG 110522_1313~01.JPG

かつどん。どどーん。
これで450円なんだよー。

かつ丼、久しぶりで
相当ニマニマして食べていたらしく、
お店の人に「おいしい?(笑)」と言われてしまった。恥ずかちい。

お店は、カウンターのみの、大衆的な雰囲気のお店だけど
流れている音楽は、ショパンのワルツだった。なーぜー。

さて、かつ丼のあとは、温泉じゃー。
市内を走る、循環バス「ぐるりん」に乗って、
目指すは、高崎観音山温泉、「錦山荘」。http://www.kinzanso.com/

バスで15分程度のはずだったんだけど、
雨だったせいか、思ったより時間がかかってるなあ…とぼんやり思ってるうちに
数分、意識が途切れてしまった。
そして、はっと目が覚めると、
ちょうど、降りるはずのバス停が遠ざかるところだった。

ガーン。

出たーいつものパターン。
学習能力ゼーロー。

次のバス停で降りて、歩けばいいか…。
と思ったが、バスはどんどん山の中に入っていく。
歩道もなく、車もほとんど通らない、さびれた山道。
私も一応レデーなので、こんな場所を歩いて下る勇気はない。

ならば、下りのバスをつかまえるか。
でも、1時間に1本あるかないかの路線である。
降りて、下りのバスが1時間後ということもありえる。

私が取り得る選択肢は、
そのままバスに乗り続け、
出発した高崎駅に戻る、ということだけだった。

バスは、山道のカーブや、住宅街のカーブを、
ぐるりん、ぐるりんと回っていく。
小さいバスなので、揺れが体に直接くる。
私の三半規管も、ぐるりん、ぐるりん。
この「ぐるりん」バスという名前に、なんだか嘲られてるような気分。

結局、高崎駅西口を14:20に出発し、
15:30に高崎駅西口に到着したという
ああ、なんて、不毛な旅。200円。

温泉は、改めて、伊香保とかに行こう…。
今度は、車で…。がっくし。

| comments(3) | - | 23:36 | category: 日々雑事 |
# おっべんと おっべんと
 

3年生が調理実習で作ったおべんとうを
まんまといただきました。

ん〜。かわいい〜。

ハンバーグの味も、おとな向けの味付けと違って
塩分やこしょうが少なくて、やさしいの。
子どものごはんって、こんな味にするんだなあ。

と、感心しながらも、

無情にも、躊躇なくお箸でキティちゃんを縦にばっさりやっちゃう私。

およそ、おなかをすかせた大人ほど、
ロマンから遠い存在はない。

| comments(8) | - | 00:31 | category: 日々雑事 |
# 芋掘りの前に、お芋を仕込むように
110515_1742~01.JPG

日曜日は、受け持ちのゼミの子羊たちのために
こっそり、図書館に情報収集に出かけた。

4月のうちに、Ciniiとか、公立図書館の横断検索とかの
文献収集の方法をひととおり教えたのだけれども
先日、彼らに進捗を尋ねたところ、
自分のテーマの参考になるような本が
ないーないー、とメェメェ鳴くのである。

ないわけなかろう。

ためしに、家で、いくつかのワードでand検索をかけてみたところ
ほらーやっぱりあるじゃんよー(`´)ノ

たぶん、検索するワードが問題なんだろうな。
そのものズバリの単語一語だけでしか、調べてないんだと思う。
慣れてないとなかなか難しいことなのかもしれない。
せんせいが不親切でした。はい。

なので、芋掘りのときに、あらかじめ芋を埋めてから
「ここ掘ってみ」
という先生と同じくらいの配慮はしてもいいかなと思い、
中央図書館にあるおイモが、彼らにとって、使えるものか否かを
こっそり、のぞきに行ったというわけ。

ネット経由で、ずいぶんと蔵書検索が便利になったけれど、
実際に書棚の前で、たくさんの本を、
開きながら吟味するということは、大事だなあと感じた1日。

狙いを定めた1冊の本の背表紙とともに、
縦1メートル、横1メートルくらいの視野で目に入る情報から
意外な突破口が見つかったり、新しい関心が生まれたりする。

授業のネタをひねり出すときも、
PCの前で考えるより、図書館で考えたほうが
ずっと生き生きと思考がはずむ。
| comments(4) | - | 22:24 | category: お仕事、研究関連 |
# 【メモ】震災により親を亡くした子どもへの対応に関する配慮事項など
後期に、「保育内容・表現」を担当することになっている。
科目の性質上、責任が重く、
保育が専門でない私には、正直、荷が重くもある。
音楽の科目なら、これまでの蓄積で何とかなるが
こればっかりは、一夜漬けは無理というもの。
そこで、少しずつ、お勉強中。

保育における「表現」の概念は、
芸術表現の「表現」より、はるかに広いもので、
こどもが発する表情、しぐさ、すべてを「表現」と捉える。

使用テキストには当然出てこない、
被災児・震災遺児が発するサインについても
やはり、触れておくべきだろうか。

知識としては残らなくとも、せめて、
そういう場合には、厚労省からこういう指針が出るよ、ということくらい
覚えておいてくれたらいいかな。

「震災により親を亡くした子どもへの対応について」
(平成23年3月25日事務連絡/厚生労働省雇用均等・児童家庭局総務課)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000015vnu-img/2r98520000016bgj.pdf#sarch

「震災後の心のケア
大人たちへ、子どもの周りの大人たちへ」
東京女子大・前川あさ美氏+東京大学大学院・小巻亜矢氏
 http://www.sinchakuchan.com/client/data/uploads/3/20110328073533_492504.pdf

| comments(2) | - | 21:17 | category: メモ |
# 創作絵かきうた・その2
4/28の記事に書いた、創作絵かきうたの授業の2回目。

「ミソラ」に歌詞をのせる作業が、
学生にとっては思いのほか大変であることに、前回気づいた。
(絵に苦戦している学生には、お題を与えた。もちろんとか。とか。)

でも、彼らは、知っている曲なら、
ミとラの完全4度程度なら余裕で歌えることもまた真実。

なので、はじめに、ミとソとラだけの曲、
「あぶくたった」(あーぶくたったー にえたったー=ラーラララーソー ラララッミー)
「ゆうびんやさん」(ゆうびんやさん おっとしもの=ラーラララ ソッララララ)
の2曲を、全員で歌って、
木琴で音をたたきながら、どの音がラで、どの音がミで、と、
音の高低を確認させていった。

絶対音感がないので、ミの音をたたいても、「ラ?」と答えるわけだが
わらべうたに絶対音感は必要ないので、モウマンタイ。
とにかく、教室のなかをミソラの世界で包んだあと、
各自、作業スタート。

できる人は、自分の絵かきうたを口ずさみながら、木琴を自分でたたき、
「ミソラ」から、自分の歌と一番近い音進行を探し出す。

大部分の「わからん〜」と叫ぶ学生には、
そばまで行って、つくった歌を、口ずさんでもらう。
すると、ちゃんと、それっぽくできているのだ。
それを、“今のうたは、ラーラソミーになってるね”、と
音程の世界にひっぱってみると、ああ、ほんとだ、とわかってくれる。

「水たまり」という歌詞を「ソーララララ」で歌うと、
名詞の「水たまり」に聴こえるけど
「水がたまる」ことを言いたいなら、別の節のほうがいいかもね、という
気づきがあったりする。

そうやっている間に、教室のあっちこっちから
自然に、ぴょんこ節にのって、体を横揺れさせながら歌う、
オリジナルのわらべうたの旋律が聴こえてくるようになってきた。

そうすると、わけもわからず楽しくなってくるみたい。
この、本人たちも「わけもわからない」けど
何だか波長が合ってきちゃう、という感じ。
どこまでが、彼らの経験・記憶のなかのわらべうたとの接近で
どこまでが、日本語の抑揚と、ミソラ音程の相性による心地よさなのか
それはわからないけれども、
なるほど、わらべうたって、内発的な表現に
すごく近い存在なんだなあと、
学生の反応を通して、実感することができた。

言葉の抑揚が、わらべうたに変化していく、という
まさに、わらべうたの発生の過程を見ることもできて
私自身、とっても勉強させてもらった気がする。
授業のテクニックはまだまだな私だけれども。。

チャイムが鳴って、
歌を口ずさみながら、教室を出て行く学生たちを見ながら、

地面と瓦礫と子どもと自分、
という過酷な状況が、将来、また起こってしまったとき、
体ひとつで子どもを楽しませてあげられる保育者に
彼らが少しでも近づいてくれたならいいなと思った。

今現実の被災地復興に、
持てる専門性を生かして関わっている人たちを前に
自分のふがいなさが時々悔しくなるのだけれども
今私にできることといえば、こういうことなんだと信じてみる。

で、欲張って、来週は、
ミソラじゃなくても、レファソでも同じことだったり
ミソラにシレミを接続したり、という
テトラコルドの話までしちゃう予定。うーん。みんな寝るかな?

| comments(4) | - | 06:03 | category: お仕事、研究関連 |
# 支える方法
twitterで、友達が教えてくれた、
震災復興のプロジェクト。

その仕組みと、
仕組みを立ち上げるという行動力そのものに
とても感銘した。

ふんばろう東日本プロジェクトhttp://fumbaro.org/

どこの避難所で、誰が、何を必要としているか、がアップされていて
直接、その避難所や個人宅に、送ったり
一部は、アマゾン経由で、カードひとつで
すぐに送ることさえできる。

2ヶ月経った今も、食糧が不足していたり
ライフラインが途絶えている地域がある。
今はまだ震災後ではなくて、まだ、震災まっただ中なのだと思わされる。

twitter上での「拡散」という行為は、
確かめたり考えたりするプロセスを軽視する風潮を
助長しているようで
まったく好きになれなかったのだが、
これに関しては、私も、考える前に、
さっさと「拡散」しとけばよかった、と思っている。

行政が堅持する「公平性」というものは、
非常時に、柔軟な援助を阻害することがあって
せっかく集まった物資が、迅速に配られないという現実があるようだ。
そのジレンマを埋めるような、こういう支援のかたちが生まれたこと、
すごいことだ。
それに、政治的にも、思想的にも、何ものにも傾いていない。
それなりの影響力をもち、人を動かす力をもったプロジェクトの中枢が、
ただ、ただ、善意と知力と行動力のみで構成されているというのは
やっぱり、すごいことだ。

| comments(0) | - | 21:38 | category: 日々雑事 |
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